目のかゆみの原因

目のかゆみは、アレルギーが原因と考えられます。多くの人がかかっている花粉症による目のかゆみも、アレルギーによるものです。花粉症はスギ花粉などが原因の春先だけの病気だと思われがちですが、イネ科の花粉など夏や秋に開花する植物が原因ということもあります。また、植物だけでなくダニやほこり、ペットの毛も花粉症の原因になります。
アレルギーによる目のかゆみを解消するために検査をしましょう。それにはパッチテストが良いでしょう。目のかゆみを抑える治療にはアレルギー反応を抑える点眼液や内服薬があります。その他にも微量の抗原を繰り返し注射することによって過敏性を弱くする「減感差療法」というものもあります。
花粉症による目のかゆみを抑えるには、風のある日には窓を開けないようにしたり、外出する場合はマスクと花粉予防メガネをかけましょう。また、布団や衣服を外に干していた場合は、取り込むときによくたたいて花粉を落とすようにしましょう。ダニやほこりがアレルギーの原因であるならば、こまめに掃除機をかけるようにしましょう。

花粉症による目のかゆみ

花粉症になると、鼻はもちろん目のかゆみにも悩まされます。花粉症になった人の8割以上が目のトラブルを抱えていると言われています。目がかゆいからといって、かいたりこすったりすると余計に悪化してしまいますので注意してください。
花粉症による目のかゆみは、まつげに付着した花粉が原因の1つになっています。外出をするとまつげに花粉が付着し、それが目に悪さをすることが多いので、帰宅したら目を洗い、まつげについた花粉もキレイに洗い流しましょう。また、花粉症用の目薬を定期的にさすことが重要です。
目のかゆみや充血がひどいときの対策としては、まぶたの上に冷やしたタオルを数分間繰り返し当てると、冷たい刺激によって知覚神経の働きを鈍らせて、かゆみの症状を和らげることができます。
花粉症による目のかゆみを予防するには、花粉防止用のサングラスやメガネが販売されています。デザインも重要ですが、目全体を覆うような構造のものを選ぶようにしましょう。

花粉症、目のかゆみの目薬

目や目の周り、瞼のかゆみが強くなったときや、充血がひどくなったとき、涙や目ヤニがでるようなときは、結膜炎がひどい場合に起こる症状です。これら目がかゆくなった時などは、眼科医でステロイド点眼薬を処方してもらうことが多いと思います。ステロイド点眼薬を差す場合、目のかゆみや充血の症状は素早く緩和します。ただし、まれに眼圧の上昇や感染症の誘発など副作用が現れることがありますので、ステロイド点眼薬を使用しているときは定期的に眼科医の診察を受けるようにしましょう。
目のかゆみや充血は、結膜の血管や神経をヒスタミンと呼ばれる物質が刺激することにより起こります。ヒスタミンは結膜のマスト細胞中に蓄えられており、花粉が目に入ってしまうと細胞外に放出されます。抗アレルギー点眼液は、ヒスタミンなどが細胞外に放出するのを抑制するもので、予防的治療に適しています。しかしその効果の発現には時間がかかりますので、花粉症のシーズンでは目がかゆくなったときだけではなく、毎日点眼する必要があります。

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